
外壁塗装は、下塗り→中塗り→上塗りの3回が原則です。
この中でも、特に重要な「下塗り」。
施工事例などを見ていると、
「シーラー」
「フィラー」
「サーフ」
など、いろいろな名前が出てきます。
同じ「下塗り」なのに、どうして使う材料が違うの?と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は下塗り材は、外壁の素材や劣化状態、仕上げに使用する塗料などによって
使い分けているんです🏠✨
外壁塗装というと、最後に塗る色のついた塗料に目が行きがちですが、
最初の下塗りが非常に重要です。
下塗りには、主に3つの役割があります。
1 外壁材と上塗り塗料の密着性を高める
2 下地への塗料の吸い込みを抑える
3 細かな凹凸や傷を埋めて表面を整える
化粧品でいう「化粧下地」をイメージしてもらえると分かりやすいですね。
もしも・・・
下塗り塗料を塗らなかったり、
下塗り塗料の選択を間違えてしまったり、
塗り方が不十分だと、
どれだけ良い上塗り塗料を使っても、本来の性能を十分に発揮できなくなります。
塗料がうまく密着しないので、仕上がりがムラになる
塗装後すぐに剥がれる
膨れや変色
といった不具合が起こる可能性があります。
そのため、外壁の素材や現状、上塗り塗料の種類に応じて、適切な下塗り材を選び、
正しく塗布することが大切になります。
言葉の由来は英語の「seal」=「塞ぐ」「接着する」「覆う」「密封する」などの意味を持ちます。
上塗り塗料が外壁材としっかり密着するように密着性を高める、塗料の吸い込みを防止する、下地の補強といった役割を持っています。
劣化の激しい外壁は塗料を吸い込みやすくなっていることがありますが、
シーラーを塗布することで吸い込みを抑えることができ、上塗り塗料が均一に仕上がりやすい状態をつくります。
モルタル・コンクリート・木材など吸水性の高い素材に使われることが多いです。

言葉の由来は英語の「filler」=「詰め物・埋めるもの」を意味します。
下地の細かな凹凸やクラック(割れ)などを整え、表面を平滑にする役割を持ちます。
ある程度厚みをつけて塗ることで、下地を整えて上塗りしやすい状態にします。
密着させることに加えて、下地を整えるという役割が大きいのが特徴です。
ひび割れの多い外壁に使用すると、ひびの間に塗料入り込みやすいのできれいに仕上がります。
主にモルタルに使用されることが多いです。

サーフは、サーフェーサーの略称です。
サーフェーサーの言葉の由来は英語の「Surfacer」 = 「表面を整えるもの」を意味します。
下地と上塗り塗料の密着性を高めながら、細かい凹凸やクラックを埋めて表面を平らにする、シーラーとフィラーの中間的な役割を持ちます。
また、塗装面を均一にするだけでなく、下地を強化する役割もあります。
下地の強度を高めることで上塗り塗料の効果を最大限に引き出すことができ、
塗装の耐久性を向上させることができます。
窯業系サイディング、金属サイディングなどに使用されることが多いです。

シーラー、フィラー、サーフの中で
「これが一番良い!」というものはありません。
大切なのは、
“その外壁に何が適しているか”
ということ。
たとえ同じ築年数のお住まいでも、外壁材や既存塗膜、ひび割れの有無、劣化の程度などによって状態は異なります。
そのため、現地調査で下地の状態をしっかりと確認したうえで、仕上げ塗料との相性も考えながら下塗り材を選定します。
完成すると見えなくなってしまう「下塗り」。
上塗りの色や塗料のグレードほど目立つ存在ではないかもしれません。
でも、長くきれいな状態を保つためには、とても大切な工程です。
どの塗料も、実はそれぞれ選ぶ理由があります。
見えなくなるところだからこそ、丁寧に。
それが弊社のこだわりです。
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