一般的に「エフロ」と呼ばれるエフロレッセンスは、コンクリートやレンガなどに発生することがある現象で、外壁が白く変色したように見えるものです。
原因や発生しやすい場所をご紹介します。
発生原因
コンクリートの中にある水酸化カルシウムなどの成分が水に溶けると、徐々に表面上に染み出します。染み出した水酸化カルシウムは、空気中に含まれている炭酸ガスと反応して炭酸カルシウムを作り、乾燥して水分が蒸発すると結晶化し、白く目に見える状態になるのがエフロです。
エフロが発生しやすい場所
コンクリート内部で水分が蒸発してしまえばエフロになりにくいのですが、気温や場所などの関係で水分が蒸発しにくく、乾燥に時間がかかる場所はエフロが発生しやすくなります。
例えば、日光が十分に当たらず日陰になりやすい建物の北側は気温が上昇しづらく、
エフロが発生してしまうリスクが高くなります。
また、普段はエフロの心配がないような場所でも、梅雨や台風が多い時期は
ジメジメしていて水分が蒸発しにくく、エフロが発生してしまうこともあります。
エフロエッセンスを放置するとどうなる?
エフロレッセンスは、ただ壁が白くなる見た目の問題だけではなく、建物の寿命を縮める原因にもなってしまいます。
エフロレッセンス自体が建物の耐荷力などを低下させるわけではありませんが、エフロレッセンスはコンクリート内の水分の移動や、小さなひび割れなどが発生している場合に発生しやすい現象です。
エフロレッセンスが発生するような状態の外壁を放置すると、タイルやモルタルが剥離しやすくなります。
また、エフロレッセンスはコンクリートの中にあるアルカリ成分が漏出している状態であると考えられるため、コンクリートの中性化が進んでいる可能性があります。
コンクリートには中性化の影響を受けやすい塩化物イオンが混入しているため、中性化が進んだ場合にはコンクリート中に含まれている鉄筋が腐食し、建物の寿命が著しく短くなってしまう可能性も高いです。
特に白だけでなく茶色いものが染み出しているエフロレッセンスが発生しているなら、内部鉄筋が錆びているサインだといえます。
このようなことから、外壁が白く汚れるエフロレッセンスを見つけた際には外壁の状態が悪化していることを疑い、早い段階で対策をとることが大切です。
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