屋根瓦は塗るものと塗らないものがあります。
瓦は大きく分けて2種類あります。
①粘度系の瓦→塗装は不要
粘土系の瓦は和瓦といわれ、細かく分けるといぶし瓦・無釉瓦・陶器瓦等があります。
昔ながらの日本家屋や日本建築のお城や寺社によく使われています。
基本的には表面の保護という観点で瓦自体のメンテナンスは不要です。
②セメント系→塗装が必要
セメント系の瓦には、セメント瓦やモニエル瓦があります。前項の和瓦と違い、粘土を焼き上げているわけではなく、セメント、砂、水を混ぜ合わせ、セメントの化学反応で硬化させたものとなります。
ご自宅の屋根瓦がセメント系の瓦であった場合、屋根のメンテナンスが必要です。
セメント系の瓦で塗装をおこなわなかった場合、塗膜の劣化で美観が損なわれ、更に劣化が進行し、ひびわれや破損をした状態で放置することになります。
ひび割れから雨水が浸入し雨漏りにつながり、瓦の破片が落下する場合もあります。
塗装をせずに放置した場合、表面の素地がむき出しの状態になるので雨水を吸収し、乾湿の繰り返しや凍結により、少しの衝撃でも割れやすくなってしまいます。
一度もろくなってしまった瓦は素材自体を塗装で強化することは難しいです。
瓦を張り替える場合は塗装よりもコストがかかってしまいますので、劣化が進行する前に専門業者に見てもらうのがおすすめです。
プロが見れば塗装する必要がある瓦なのかはすぐに分かります。
お気軽にご相談くださいね。